陸上競技の中距離走ってどんな種目?

陸上競技、英語ではTrack and Fieldといわれる競技ですが、
競技の種類が様々とあり、ニュースなどで○○の種目といわれても
実際に競技をやっていないとわかりづらい種目があります。

今回は、Track競技の一種である中距離走について考察してみたいと思います。

競技をやっている方には少し申し訳ないのですが、
テレビ放送などでもあまりクローズアップされないため、
中距離ってどのくらいの距離のことを指すのか、等もわからない方もいるかと思います。

そのため、まず中距離走について考察したうえで、それぞれの記録について調べてみます。

中距離走とは?

まず、中距離走とは何か調べてみました。

多々ある陸上のトラック競技の中で中距離走を指すのはどの競技なのか、
調べてみたところ、800m~5000m未満の競技のことを大きく指すということがわかりました。

そこで競技の内容を調べてみたところ、
800m走、1000m走、1500m走、2000m走と3000m走の約5種類あるようです。
なお、メートル法以外の国(特に米国)では距離単位をマイルで測るためするため、1マイル(約1600m)走という種目もあるようです。

その中で世界陸上として正式種目と認定されている種目は、
800m走、1500m走、3000m走となります。

短距離走と中距離走の大きな違いは、
クラウチングスタートで始まる短距離走に比べて、中距離走以降ではスタンディングスタートとなります。
また、中距離走以降ではスタートラインとゴールラインが同じとなるため、
選手別のレーンがあるわけではないため、どのように走るか、戦略が重要になってくる競技となります。
※ 注: 800m走だけはスタートから1周目の第2コーナーまでは個別のレーンを走ります。

800m走ではセパレートレーン(個別のレーン)から一気にオープンレーンに入ることになるため、
ポジション争いが激しく、このポジション争いで激しく衝突してけがをする選手も多く
陸上競技会では別名陸上競技の格闘技といわれる競技のようです。

それ以外にも、1500m走や3000m走では完全にオープンレーンといい選手別のレーンがなくなるため、
一回のレースで出場できる選手の数が増加します。

なお、1000m走や2000m走は主に学校などの体力測定などで実施される競技のようです。
1マイル走はメートル法以外の国では正式種目として競技大会などで実施はされているようですが、
国際陸上連盟の一般種目としては扱われていません。

中距離走の世界記録について

次に世界記録について調べてみます。

まず800m走ですが、
世界記録はケニアのデイヴィッド・レクタ・ルディシャ選手が出した1分40秒91が公式の世界記録となります。
2分未満で800mを完走するとのことで、平均で100mを13秒未満で走る、もはや一般の短距離走並みの速さとなります。

次に1500m走ですが、
世界記録はモロッコのヒシャム・エルゲルージ選手の3分26秒が公式の世界記録となります。
先ほどの800m走と同じように100mの平均タイムが約14秒となり、短距離走並みの速さです。

最後に3000m走ですが、
世界記録はケニアのダニエル・コーメン選手の7分20秒67が公式の世界記録となります。
100mの平均タイムは14.7秒となります。

800m、1500m、3000mと距離が倍化している中で、
世界記録を見てみると若干の遅延は生じているものの大きくは変わらないことが驚愕です。

なお、上記はすべて男子の世界記録となりますが、
女子の世界記録を見てみますと以下のようになります。

800m走はチェコのヤルミラ・クラトフビロバ選手の1分53秒28 (100m平均14.2秒)
1500m走はエチオピアのゲンゼベ・ディババ選手の3分50秒07 (100m平均15.4秒)
3000m走は中国の王軍霞選手の8分06秒11(100m平均16.2秒) となります。

中距離走の見どころ

最後に中距離走の見どころについて考察してみました。

中距離走は短距離走のような花形競技ではなく、
ウサイン・ボルト選手のようなスター選手の名前はあまりニュースでは聞きませんが、
それでも面白い競技だと思います。

最長の3000m走でも8分を切る競技ということで、
いかに自分のペースを守りつつ、向かい風の影響を受けずに体力を温存し、
最後のゴールで出し抜くことができるか…など、選手の戦略に大きく反映される競技であると思います。

最初から最後までぶっちぎりのトップを独走することも華かと思いますが、
集団で走っている中からいきなり飛び出して勝利を得る選手もいると思います。

同じ試合の相手選手の戦略の裏をかき、どのようにして勝つかなど選手の特性を考えながら観戦するのもまた面白いかと思います。