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棒高跳びってどんな種目?

棒高跳びをやったことある人っていますか?
私はテレビでしか見たことのない競技です。

幅広い種目がある陸上競技の中で、棒高跳びは面白い競技だと思います。
理由としては、棒の反動を使って高いところを飛び越える競技となり、
技術力はもちろん、跳び越えた後に地面まで落ちるという落下の恐怖も克服する必要があるからです。

走り高跳びでも2mを超えるほどの高い跳躍と落下を経験すると思いますが、
棒高跳びではさらに高いところを飛び越える種目であるため、落下の恐怖は想像できません。

今回は、この棒高跳びに着目して、基本的なルールや高く跳ぶためにどのような工夫があるのかを考察したうえで、
世界記録を紹介したいと思います。

棒高跳びのルール

まず棒高跳びのルールですが、シンプルに考えれば、
既定の棒を担いで走り、特定のところで棒を突き刺してその反動で高いバーと跳び越える競技、
だといえます。

ただ、それだけでは陸上競技初心者である私自身よくわからないため、
実際の陸上競技のルールブックをもとに詳しく調べてみました。

まず、棒高跳びですが、英語ではStick High Jump…ではなく、Pole Vaultと呼ばれるようです。
そのため、競技者はジャンパーではなくVaulterと呼ばれます。

なお、Vaultの日本語訳は手や棒を支えにして跳躍するとあります。
そのため、実は跳ぶために必要なものは走り高跳びのような足の筋肉より腕の筋肉になるのかもしれません。

では、次に棒(Pole)の規定について調べてみます。

驚くことに、表面が滑らかであること以外に大きな規制はないようです。

長さ、重さ、太さ、材質ともに任意のポールを使うことが出来るようです。
ただし、上記の3つをバランスよく設計しないと、高く跳ぶことはできないとのことです。

昔は木製のポールが使われていたようですが、柔軟性を重視し竹製が広く普及され、
金属製、ガラス繊維強化プラスチックや炭素繊維強化プラスチックと材料も進化を遂げているようです。

競技者は走り高跳びと同じで、3回失敗したら競技が終了となり、
高さをパスすることも可能となるようです。

競技者はすべての高さを飛ぶ必要はなく、最初は任意の高さを宣言しそこから始めることが出来ます。
また、挑戦した高さを成功したら次の高さに挑戦することが出来ます。
成功するまでに3回試技の機会を与えられるため、パスして次の高さに挑戦することも可能ですが、
パスは成功とはみなされないで、注意が必要となります。

跳び越えるバーの規定は走り高跳びと同じで、
バー自体は滑り止め加工がされていない円形であることが条件となっているようです。

無効(失敗)となるケースは以下の4パターンがあります。
1) 競技者の動作によりバーが落ちる
2) バーを越える前に体またはポールがバーより着地点側の地面に触れた場合
3) 踏み切った後に手の位置を変える(下の手を上の手に上側、または上の手をさらにポールの上部に移動)
4) 跳躍中の競技者が自分の手でバーを安定させたり、置きなおした場合

1~3はわかりやすいのですが、4番目の競技無効の理由は面白いですね。
高いところを跳ぶがゆえに上空での待機時間(滞空時間)が長いからこそできる技ですね。

次に、ポールを突き刺すところですが、ボックスと呼ばれ、地中に埋め込まれます。
地表から約200mmの深さが最深部となり、150mm程の幅・1080mmの奥行のボックスが埋め込まれます。

競技者はポールを助走路の任意のところから走り出し、ポールを上記のボックスに刺してポールの反動を利用してバーを飛び越えることとなります。

棒高跳びで高く跳ぶコツ

次に棒高跳びで高く跳ぶコツについて考察してみました。

棒高跳びで重要なポイントは、いかにポールの反動を生み出すかによると考えます。
そこで、重要なポイントは4つあると考えます。

1つ目は助走です。
ポールを地面に突き刺すだけでは、ポールを曲げる力は生まれませんので、
できるだけ早く・正確にポールを地面にさすためにも助走は重要であると考えます。

ポールを持ちながら走ることになるため両手を振って走れないので、
脚の力とポールを平衡に保つ手の力が必要になると思います。

次に、ポールを突き刺す力です。
先ほどの助走で横に力を付けた後は、そのままポールを曲げるために地面に突き刺す必要があります。
多くの選手は、助走の時は、体の横にポールを持ちながら走り出し、
突き刺す前に徐々に体の上から地面に向かってポールを指すように走り出し、
最後は約1mあるボックスを擦りながらポールを指すこととなります。

ここでは、ポールをできるだけ曲げるように上半身の筋肉が重要となります。
また、曲がったポールが戻る反動のタイミングを見極めて飛び上がることも重要となりますので、
このタイミングを見極めることが3つ目のポイントです。

最後のポイントは、ポールの反動で体を上に挙げる体制とそれを維持する力、またバーを乗り越える際の体の柔軟性となります。
これらはすべて跳躍の動作の一つに含まれていますが、一貫して体を安定して浮かび上がらせることが必要となるため、
体幹と柔軟性が何よりも重要となります。

バーを越える際に体が触れないように臨機応変に体を動かすことも体幹がしっかりしていればやりやすいといえます。

棒高跳びの世界記録

最後に棒高跳びの世界記録について調べてみました。

2019年3月末時点の男子の世界記録はウクライナのセルゲイ・ブブカ選手が出した6m14cmです。
なお、屋内の競技ではフランスのルノー・ラビレニ選手の6m16cmが世界記録となります。

また、女子の世界記録はロシアのエレーナ・イシンバエワ選手が出した5m06cmが屋外、
屋内はアメリカのジェニファー・サー選手の5m03cmとなります。

トヨタ自動車のアルファードが大体5mで、マイクロバスが7mですので、
世界記録となると、アルファードを盾にしても飛び越えることが出来るぐらいですね。

なお、最初のほうにも記載しましたが、棒高跳びの選手は上記の高さから着地点まで落ちるので、
相当の怖さかと思います。

水泳の飛び込み台の上から3番目の高さが5mのため、飛び込み台を背中から落ちるようなものですので、
この恐怖を克服することが出来ないといけないですね。。。

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