持久力の中でも、静的筋持久力ってどんなもの?

持久力とは、様々なスポーツで使われる能力として周知されていますが、
意外と知られていない持久力があります。

それは、静的筋持久力です。

通常の運動で使われる、いわゆる持久力といわれる力は、
実は動的持久力のことを指し、体を動かすことをメインとして使われる力となります。

逆に動かすことがメインではない持久力を静的筋持久力といいます。

今回は、この静的筋持久力について考察してみたいと思います。

静的筋持久力とは

まず、静的筋持久力とはなにか、考察してみます。

静的筋持久力とは、文字通り静的な筋肉の持久力となり、
持続的に筋が働く時間の長さを示す力となり、
長い間体制や姿勢を維持し続ける力となります。

この静的筋持久力を鍛えることで、姿勢をよくすることにも繋がり、
周りからの印象を変えることにも役立ちます。

ほかにも、静的筋持久力はバレェ等のダンス競技でも体制・姿勢を維持するときに使われます。

静的筋持久力が強いと、一つ一つの動作・ポーズを止めることができ、
メリハリのあるきれいなダンスができます。

ほかにも、体操競技でも一つ一つのポーズを決めるときにしっかりと止めることが加算ポイントの一つとなります。
なお、体操で静的筋持久力を強く使っているポーズの一つとして十字懸垂があります。

これは吊り輪の技の一つですが、腕を真横にした状態で体を止める技です。
この技ではしっかりと静止することが評価ポイントとなるため、
静的筋持久力が重要な力となります。

静的筋持久力の鍛え方

では、この静的筋持久力はどのようにして鍛えることができるでしょうか?

一番簡単な方法は、鍛えたいポーズをキープすることを続ける練習となります。

ただ、それだけだとわかりにくいので、具体的な箇所の鍛え方について考察してみます。

腹筋近辺の静的筋持久力を鍛えるためには、
仰向けに寝た状態から、足と上半身を15cmずつ上げ、その状態を30秒~1分キープする。
ほかにも、うつぶせの状態から、両手両足を同様に10~15cm上げ、その状態を同様に30秒~1分キープする。
上記の運動を一回のトレーニングで例えば3~5セット行うだけで体幹を鍛えることが可能です。

ほかにも、そこまで重いウェイトではなく、例えば500gから1kg程のダンベルなどを使って、
任意の方向に挙げたままにする等で鍛えることが可能です。
例えば、ダンベルを二つ使い、両手を前に出した状態で30秒キープすることや、
両手を真横に伸ばした状態(両手を広げた状態)で30秒キープするのも、
腕全体の静的筋持久力を鍛えることが可能です。

静的筋持久力を鍛えることで、姿勢がきれいになることは前述したとおりですが、
姿勢がきれいになり、それを保つことができると実は多くのスポーツのパフォーマンスも向上します。

ランニングや水泳などは姿勢によって空気や水の抵抗の受け方が変わります。

ぜひスポーツのパフォーマンス向上のためにも静的筋持久力を鍛えて、姿勢を整えてください。