剣道で使われる瞬発力と鍛え方とは?

剣道とは、日本古来の武道の一つであり体育でも学ぶ競技となり、
心・技・体の3つの要素が揃って初めて剣の道を極めることとなります。

では、剣道で強くなるためにはどのような練習法があるでしょうか?

剣道で使われる瞬発力の視点から考察していきたいと思います。

間合いを詰める足さばき

まず、剣道で重要な間合いの取り方で使われる瞬発力について考察します。

剣道の間合いですが、
自分の持つ間合いとは相手の持つ間合いは異なることを前提として考えてみます。

自分の間合いのなかでは、自分がもっとも有利に動くことができる距離となり、
相手へ攻撃をいれやすい距離ともいえます。

この距離を保つためには、相手の動きに合わせて一定の距離を保つ必要があります。
しかし、剣道では逃げ回ることは反則とみなされるため、
前に攻めつつ相手との距離を保つ必要があります。

そのためにも、前後左右に瞬時に動くことができる力が必要となります。
そこでこの瞬発力を鍛えるトレーニングですが、
5mほどの距離を前に進む練習と、後ろに進む練習を交互に繰り返すこととなります。

大きな歩幅ではなく小刻みに進むことで、間合いの調整ができます。

剣道でしたら、稽古の時に練習相手もいると思いますので、
ペアになりお互いに交互に前後に打ちながら動くことも良いと思います。

個人で練習するのであれば、
竹刀を振りながら前に進む練習と後ろに進む練習をするだけでも十分です。

このとき、竹刀の動きをしっかりとコントロールすることで
打つ際の正確性も向上していきますので、
実際に敵がいることを想定して打ち合ってください。

大股になると、隙をつくりやすいため、
前述した通り、小刻みに動くことを意識してください。
ただし、ここぞというときは一気に踏み込む必要がありますので、
その時を想定した練習も良いかもしれません。

例えば、3m程は小刻みに前に進みつつ、その後に大きな一歩を打つ練習など、
実際の試合を意識して練習してください。

剣道では、足さばきによる間合いの取り合いが試合の勝敗を分けるため、
自分が得意な間合いもしっかりと練習する際に把握するように努めてください。

一瞬の隙をつく剣さばき

間合いを取れるようになったら、
あとは相手に一撃を入れるための剣さばきが必要となります。

剣道では、面・胴・小手・喉仏の4箇所が当たりとなりますが、
それぞれ当てる場所への剣さばきは異なります。

喉仏を狙う剣さばきは唯一、突きを使います。
剣道では通常、すでに手は前方にありますので、突きをするさいには、
さらに前に手を伸ばす必要があります。
しかし、手を伸ばすことには限界があるため、腕の振りではなく、
前述の足さばきを活用し、一気に腰回りの力を前に乗せる剣さばきとなります。

そのため、突きで使われる瞬発力は主に足回りの力となりますので、
先ほどの足さばきのトレーニングにより向上することとなります。

喉仏以外の当たりの箇所は全て振る剣さばきとなり、
多くの剣道や時代劇などで見られる素振りとなります。

しかし、面打ちと胴打ちでは縦の振りと横の振りと振りの種類が当たり異なります。

面打ちでは、主に竹刀をを縦に振り下ろすこととなり、
自分の間合いに入った相手の面をめがけて一気に竹刀を振り下ろす力が必要となります。

ここでは使われる力とは、静の動きから一気に動の動きに転化する力であり、
瞬間的に前に踏み込む力及び剣を正確に振り下ろす力が必要となります。

練習法としては、先ほどの足さばきの練習に加えて、
竹刀を静から動に転化した動きをすることとなります。
具体的には、構えの状態で足さばきをし、最後の一歩で一気に振り抜く練習となります。

同様に胴打ちでは、主に竹刀を横に振ることとなりますので、
縦の動きから横の動きに切り替えることが必要となります。

面打ちの練習と同様に、胴打ちの練習でも足さばきから胴打ちで振り抜く練習が有効です。
どちらにしても、自分の得意の間合いを把握することが重要となるため、
練習の際にしっかりと自分の得意な間合いを把握してください。

また、小刻みな前進からの大きな一歩で振り抜く練習を紹介しましたが、
逆に引きながら相手の隙をつく戦法もありますので、
小刻みな後進からの、振り抜きでも有効を取ることも可能となりますので、
引く動作についても練習することで、技のレパートリーが増え、戦略の幅が広がります。

どちらにしても、一番打ちやすいところ、打ちやすい距離を体に覚えおませることで、
試合でもうまく相手の隙をついた一撃を入れることができることとなると思います。

剣さばきに必要な瞬発力は、いずれにしても素早く竹刀を振る力となりますので、
腕全体ではなく、手首周りをうまく使った素振り体に覚えこませることだと思います。

剣道では、相手に有効打突を入れることで勝利を勝ち取ることができますが、
その際に声により的確な打突位置を示すこと、
また、声による気迫を出すことが重要でもあります。

足さばきや剣さばきの練習をしたあとは、
しっかりと声を出しながら練習することを忘れないようにしてください。