子供のうちから持久力を鍛えるべき

多くの運動競技では持久力が使われています。
例えば、サッカーや野球では試合時間が長いこともあり、持久力が求められる競技でもあります。

大人向けの競技としてはかなりの持久力が必要となりますが、
子供のうちから持久力は鍛えるべきでしょうか?

持久力を鍛えるにあたり、どのくらいの練習がいいのか、
持久力練習と体に与える負担について考察してみます。

子供の持久力

まず子供の持久力について考察してみます。

子供は大人(二次成長が終わった後)に比べて体力が全体的に低いことは周知の事実ですが、
一方で子供は無尽蔵にエネルギーを持っている風にも見受けられます。

例えば公園などに子供と遊びに出かけたら、
大人のほうがばててしまうことがよくあります。

逆に子供は遊びに100%エネルギーを使っているため、
どこかで急にエネルギー切れで、電池が切れたように寝る姿もよく見かけます。

この場で考えられることは、大人は自制心を保ち次の行動(家に帰る等)も含めてエネルギー配分を考えていますが、
子供はその場限りを思いっきり楽しむことに振り切るため、電池が切れたおもちゃのように急に寝てしまうのだと思います。

このように、子供は持久力があるように見えて、あまりないことがわかります。

では、この子供に持久力は高める必要があるか、成長と合わせて考察してみます。

子供とスポーツ

通常の大人の競技と違い、子供向けの競技は時間や競技場などが変更されていることが多いです。

例えば、通常の陸上競技場は1周400mですが、
多くの小学校は1周200m程だと思います。

それに応じて、トラックの中の競技場のサイズも小さくなるため、
サッカーや野球などの競技では大人向けよりも小さいフィールドで行うことになります。

また、時間についても短縮される傾向にあります。
サッカーでは、大人は90分(延長時間を含めると120分)ですが、
子供の場合は40分となります。

これは、いろいろと過去に研究をしたうえで子供の体力に耐えうる競技時間であるといえます。
小さいころから体を動かすことに慣れておいたほうが、
大人になってからも体を動かすことができるようになるため、
運動はしたほうが絶対にいいのですが、
持久力を鍛える運動をどれだけするべきか、体の成長と一緒に考える必要があります。

体の成長とトレーニング

最後に、子供の体の成長とトレーニングについて考察してみます。

体が成長するためにはいろいろな栄養素が必要となり、
栄養素がかけると成長に響くことがわかっています。

しかし、運動をする際には多くのエネルギーや栄養素が使われます。
これらを考えると、運動のし過ぎは成長に必要なエネルギーまで使用してしまう恐れが出てきます。

もちろん、その分栄養を取ることができればいいのですが、
子供が摂取できる量の食事などは限られていますし、
消化する力も限られてきているため、運動と成長のエネルギーを全部賄うことは難しいかもしれません。

さらに、運動をすることによって体に負荷がかかることもあり、
筋繊維の破壊や骨の成分の修復などに様々な栄養素が必要となってきます。

持久力を高める運動・トレーニングをすることはいいのですが、
成長を止めるほどの過酷なトレーニングは将来的な成長を止めることにもつながりますので、
成長期の子供のトレーニングはほどほどにすることが推奨されています。

一方、まったく運動しないこともよくないという研究結果も出ています。
筋肉の成長には少しでもいいので刺激が必要となってきますので、
筋肉を適度に刺激する程度で運動をすることが、体の成長に大きく貢献すると思います。

子供の時には持久力や筋力を高めるトレーニングをするより、
競技の概念や感覚等を養うことが将来的に体ができた後に役立つことだとおもいます。